外構に砂利敷き。雑草や防犯対策のためのテクニック

2020.03.252020.08.26

家の外構に砂利を敷くことは景観が良くなるだけではなく、防犯対策にもなります。
「防犯対策もかねて家の周りを砂利敷きにしたい。」と考えるなら、防犯砂利をおすすめします。

防犯砂利とは、砂利の上を歩くと大きな音がするので防犯対策に効果的と言われています。

ここでは、防犯砂利を敷くメリットやデメリット、防犯砂利の種類、オススメの防犯砂利、防犯砂利を敷く手順を紹介します。
コツさえつかめば、自分たちで敷くことができるので是非試してみてください。

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1.外構に防犯砂利を敷くメリットとは?

外構に防犯砂利を敷くことのメリットは防犯対策だけではありません。
外構とは、家の周囲の部分、玄関までのアプローチや家の周り全体のことを言います。

玄関周りだけではなく、窓の下や勝手口の付近など侵入経路となる場所に敷くのが効果的です。

ここでは、防犯砂利を敷くメリットを3つ紹介します。

メリット1.人が歩くと音がなるので防犯対策になる

防犯砂利を敷く1番のメリットは、実際に人が歩いた時にジャリジャリと音がなり、侵入者がいることを知らせてくれる点です。

防犯砂利とは、76.5dB以上の音を出すように作られた砂利のことをいいます。 

76.5dBの音がどれくらいの大きさかというと、掃除機の音や激しい夕立の音くらいの大きさなので、夜や静かな時間帯だと音も響きやすく、侵入者を防ぐ効果も期待できます。

ちなみに犬の吠える声は、90dBくらいです。

メリット2.防犯対策をしている家だと印象付けられる

防犯砂利のメリットは音がなるという点だけではありません。

防犯砂利を敷いているということは、他の防犯対策もしているのではないかと侵入者に思わせることができるというメリットもあるのです。

防犯意識の高い家は、侵入者も敬遠するので敷いているだけでも効果があると言えます。

メリット3.雑草対策もなる

防犯砂利を敷く意外なメリットとしては、雑草対策にもなるという点です。

家の周りの雑草に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
抜いても抜いても生えてくる雑草の処理は防草シートを敷くことで解決します。

防犯砂利を敷く前に、防草シートを敷くことで日光を遮断し雑草が育つのを防ぐことができるのです。

最初に防草シートを敷くか敷かないかでその後の手間が大きく変わってくるので、防犯砂利をの下に防草シートを敷くことをおすすめします。

▲防草シートを敷く前の準備や便利な道具などをご紹介しています。▲

メリット4.靴が汚れにくい

地面を石で覆うことで、泥はね防止や水たまりができにくくなります。

大雨が降ると、家の周りに水が溜まってしまう…
家に入る前に靴が泥だらけになってしまう…という悩みからも解放。

天気が悪い日でも、靴が汚れにくくなります。

2.防犯砂利のデメリット

防犯対策の砂利を敷こうと検討しているのに、デメリットがあるの?と驚かれたと思います。

今は防犯に特化した石が多く販売されていて、種類や色も豊富に揃っています。
ホームセンターやネットで気軽に購入できるようにもなりました。
簡単に選びがちですが、初めて購入を考えている場合は注意する点を確認して防犯砂利をお選びください。

デメリット1.大きな音でご近所迷惑に…

人が踏むことで掃除機くらいの音が出る防犯砂利。
外出時だけでなく、就寝時にも空き巣犯の侵入に気づきやすいので、防犯砂利を敷くだけで安心感があります。

ですが日常生活の中でご自身や家族が砂利の上を歩くだけで音が鳴ります。
音が鳴る必要がない時にもジャリジャリと大きな音が立てば、ご近所トラブルの原因にもなりかねません。

毎日頻繁に家族が通り抜ける場所は避けて、砂利を敷いた方がいいかもしれませんね。

メリット2.歩きにくいから怪我の恐れがある

また、防犯砂利は比較的ゴロゴロとした石が多いので、歩いたり走ったりしにくいです。
特に小さなお子様やペットがいるご家庭は、怪我などしないように注意が必要です。
遊ぶスペース以外の場所に使用した方がいいかもしれません。

メリット3.定期的なメンテナンスが必要

踏みつけられることで石がこすれ音が鳴るため、すぐに小さくなり粉塵になりやすい石もあります。
小さくなってしまうと大きな音が出にくくなります。

比較的軽い素材が多い防犯砂利。
軽い石は購入時や敷き詰める時に取り扱いしやすいですが、大雨や暴風などで敷いた場所から移動してしまう場合もあります。

石が小さくなったと感じたら新しい石と交換したり、石が移動してしまったら常にきれいに砂利を敷いた場所を整えておくことが必要になります。

防犯用に砂利を敷くことを決めたら、場所や素材をよく考えて選び、購入したいですね。

3.防犯砂利の素材は3種類
素材別メリットとデメリット

防犯砂利は大きく分けて3種類の素材があります。
それぞれに特徴があるので、まずは素材の特徴を理解しましょう。

家の周りは外から見える部分でもあるので、すっきりとした外構にしたいですよね。

防犯砂利は、素材や色味を選ぶことができるので、それぞれの特徴を知った上でイメージに合わせて選びましょう。

(1)天然石

防犯砂利には天然石や溶岩を原料に作られたものがあります。

天然石は他の素材に比べて費用が高いというデメリットがありますが、その分耐久性が高く重量があるので雨に流されることもなく、長く使用することができるというメリットがあります。

デザインおしゃれなものが多く、庭の雰囲気に合わせて選ぶことができることもメリットです。

(2)ガラス素材

防犯砂利には、ガラス製の防犯砂利もあります。
ガラスを高温溶解して発泡処理をしたもので、石粒は大きいですが重さは軽く女性でも簡単に扱うことができることがメリットです。

価格も安価で、音も大きいので防犯には優れているのですが、雨に流されてしまったり、素材自体がもろいことが多く、使用しているうちに削れていき定期的に交換する必要が出てくる可能性があるというデメリットもあります。

(3)セラミック素材

防犯砂利にはセラミック素材のものもあります。
セラミック素材とは電柱や電線に使われる素材で、重さがあるので雨にも流されにくいというメリットがあります。

音も大きいので、防犯対策でも期待できます。
他の防犯砂利と比べると高価な点はデメリットといえます。

3.おすすめの防犯砂利6選!

ここでは、おすすめの防犯砂利6選を紹介します。
天然石の重厚で長く使用できるものや、ガラス素材で軽くコスパの良いものとそれぞれの予算や好み応じて防犯砂利を選びましょう。

【天然石でおすすめの防犯砂利3選】

・ガーデンステージ 白砕石 20mm~30mm

国産天然石の白砕石を使用した防犯砂利です。

石質が固く、耐久性も強いのでガレージなどの下に敷くのもおすすめです。
白の色味で玄関周りが明るくなります。

https://item.rakuten.co.jp/gardenstage/10000002/

・マツモト産業 防犯砂利

天然石を使用した防犯砂利で、74dBという大音量で防犯対策としてもガラス製と遜色ない効果があります。

摩擦にも強く耐久性もあり、雨で流される心配もありません。
長期的に品質が変わらないので長く使用できおすすめです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B079DJRPL

・ONLY ONE CLUB 防犯砂利(自然石)チャートブラウン

天然石を使用した防犯砂利です。

おしゃれなブラウン系の天然石で、玄関、外構に敷くと家周りをおしゃれに見せてくれます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0793QLR76/

【ガラス素材でおすすめの防犯砂利2選】

・アイリスオーヤマ 防犯防草のジャリ

リサイクルガラスを高温で溶解し、発泡させた標準的な防犯砂利です。
7種類の色展開で好みに合わせて自由に色をを選べます。

また、価格も安く広範囲に敷き詰めたい方にもおすすめです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B000WMOCZA

・グリーンテック 防犯の砂利

ガラス素材の防犯砂利の中では、比較的粒が硬く崩れにくい防犯砂利です。

リサイクルガラスを原料とした商品。歩くと72dBの大きな音がするため、泥棒や不審者の侵入を防いでくれる効果が期待できます 。

色はホワイトとブラウンミックスの2色から選べます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B012CQWID6

【セラミック素材でおすすめの防犯砂利1選】

・ドゥガーデン セラミック防犯砂利ストロング

セラミック碍子をリサイクルした防犯砂利です。

75.8dBという大きな音で防犯効果も高く、高純度のセラミックなので雨にも流されにくく風にも飛びにくいのが特徴です。

https://item.rakuten.co.jp/dogarden/525299set/

4.外溝に防犯砂利を敷く手順

防犯砂利を敷く時は、場所をしっかりと選ぶ必要があります。
歩くと大きな音がなるため、人がよく歩く部分にしいてしまうと音が気になってしまうからです。

防犯砂利を敷く場所は、普段あまり通ることがなく死角になる場所を選びましょう。

  • リビングの窓から死角になる場所
  • 勝手口側の通路・隣家の境界線
  • 家の真後ろ


敷く場所を決めたら、下準備をして防犯砂利を敷いていきます。

防犯砂利の下には雑草対策に防草シートを敷きましょう。
この一手間で、今後の雑草処理の手間が省けるので是非してほしい作業です。

ここでは防犯砂利を敷く手順を4つのステップに分けて紹介します。

【準備するもの】

  • 裁ちばさみ
  • 金槌
  • メジャー
  • 固定ピン
  • シャベル
  • 粘着テープ
  • 防犯砂利

ステップ1.雑草を抜き整地する

まずは、砂利を敷きたい場所の雑草を抜き、平らに整地します。

雑草だけではなく石や枝などがあると防草シートが裂けてしまう原因になるので綺麗に取り除きましょう。
雑草はしっかり根本から抜いておきましょう。

またでこぼこだと、防草シートが敷きにくいのでスコップで平らに整地し踏み固めておきましょう。

ステップ2.防草シートを敷く

砂利を敷く前に防草シートを敷くと、日光を遮断して雑草の発生を抑えることができます。

端から少しづつ防草シートを広げていくようにしましょう。
一気に広げてしまうと風でめくれることもあるので、少しずつ広げていきます。

ステップ3.ピンで固定する

次に防草シートがめくれないように金槌を使ってピンで固定します。

端の部分は50センチ間隔でピンを打ちましょう。
並べて2枚以上敷く場合は10センチ程度シートを重ねて並べるようにします。
シートに隙間ができるとその隙間から雑草が生えてきてしまうからです。

シートの重ねた部分はピンで固定した後、上から粘着テープで止めておくと安心です。

ステップ4.防草シートの上に防犯砂利を敷く

最後に防草シートの上に好きな防犯砂利を敷きましょう。

防犯砂利は重なり合った石が擦れて音がなる仕組みなので、3センチから5センチ程度の厚みをもたせて敷くようにしましょう。
1メートル×1メートルの庭に厚さ4センチで敷く場合は80キログラムの砂利が必要なのです。

計算した施工面積×80キログラムの砂利を準備しておきましょう。

5.不要になった砂利の処分方法

ここまで、防犯砂利の素材や特徴、敷き方やメンテナンスについてご紹介してきました。

購入時はジャリジャリと大きな音が鳴っていた防犯砂利も、使用する(踏みつける)うちに石のサイズは小さくなってきます。
サイズが小さくなるだけでなく粉々になったり、防犯対策としての大きな音が鳴らなくなるため、定期的に石の補充ではなく、総入れ替えが必要になります。

その際、不要になった砂利はどのように処分したらいいのでしょうか。

砂利処分は自治体によって違う

不要になった砂利の処分方法はお住いの地域のゴミ出しルールによって違ってきます。

不燃ごみとして出せる地域もあれば、土と同じく少量でもゴミ出しはNGで、地域の回収業者に依頼するしかない場合もあります。

まずは、お住いの地域の市役所や町役場へお問合せください。
そこで、どのような処理をしたらいいのか、処分場や回収業者などを紹介してくれます。

ガラス素材の防犯砂利は、「素材がガラスだから不燃ごみで出せる・・・」と思ったかもしれません。
残念ながら、砂利は不燃ごみ扱いしない自治体が非常に多いです。
たとえ不燃ごみとして出せる自治体があったとしても、土や泥がついたものは出せません。
砂利をきれいに水洗いし、しっかりと乾燥させて、他の不燃ごみとは分けての袋詰めが必要になります。

手軽に購入できる砂利ですが、いざ廃棄となると意外と手間がかかります。

回収業者に見積もり依頼

一番簡単なのは、回収業者に依頼することです。
お金はかかりますが、引き取りに来てくれるので、重たい砂利の移動を自分で行う必要はありません。

地域の回収業者は、1社ではなく大抵数社あると思います。
業者によっては、防犯砂利の回収を受け付けないところもあるようです。
まずは問い合わせをしてみましょう。

最低、3社くらいは見積もりを依頼されることをおすすめします。
見積もり依頼にも有料・無料があるようです。
問い合わせ時に確認しておきましょう。

回収費用は、砂利の量や回収業者までの距離などによって算出されるようです。
一般的には、1kgあたり40円の所が多いです。
ネットで無料査定を行っているサイトもあるので、参考にされてもいいですね。

砂利購入店で回収サービス

ホームセンターやネット通販などは気軽に砂利を購入できますが、使用済みの砂利の引き取りを行っているところは、残念ながらほとんどありません。

でも、砂利敷きを石材店や植木屋などの施工業者に依頼した場合、有料ですが回収サービスを行っているところがあります。

施工業者から砂利を購入された時には、あらかじめ処分のことも確認しておくといいでしょう。

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6.まとめ

防犯砂利を敷くことで、防犯対策はもちろんですが雑草対策にもなります。
素材も天然石や、ガラス素材などがあるので、用途やエクステリアのイメージに合わせて探しましょう。

素材だけでなく、石の大きさや形、音の大きさも確認しましょう。
石の大きさや形は音の大きさにはさほど影響ありませんが、素材によって響く音が違ってきます。

防犯砂利を敷こうと思っている場所に合う石が見つかると良いですね。

自分たちで敷くのは難しそうと思ったらプロに依頼することもできます。
プロなら、防犯砂利の選定から雑草対策の防草シート敷きまですべてを任せることができるだけでなく、いざ処分したい時も相談でき安心です。

自分に合った方法で家の外構の防犯対策をしましょう。

この記事を書いた人:ガーデンステージ

エクステリアの実績は10000件以上。 庭造りのプロとして25年の経験と目利きで 本当に必要とされ、役に立つ砂利を自信をもって厳選販売しています。

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